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弥生のハイテクランド

弥生ハイテクランド

 福岡平野を北流して博多湾に注ぐ那珂川、御笠川に挟まれた大地上には春日市の須玖遺跡群をはじめ、福岡市比恵・那珂遺跡など、当時のハイテクを駆使した青銅器・鉄器・ガラスの生産遺跡が密集します。
 中でも須玖岡本の王墓を中心とする半径1km圏内にある大谷、赤井手、御陵、須玖永田・唐梨・坂本・五反田・タカウタ遺跡などからは鋳型や銅矛鋳造時の中子、坩堝、取瓶など、青銅器・鉄器・ガラスなどの生産を直接物語る数多くの資料が発見されています。

 最近では、これまで朝鮮半島製と考えられていた「多鈕鏡」の石製鋳型や銅戈などの土製鋳型が見つかり、奴国での青銅器生産が中期前半までさかのぼることを明らかにした須玖タカウタ遺跡の調査成果の発表は記憶に新しいところです。

  須玖遺跡郡のある春日丘陵から比恵・那珂一帯に広がるこの地域は、邪馬台国時代に都市機能を有し、「奴国」というテクノポリス国家を築き上げた弥生のハイテクランドでした。

弥生のハイテクランド