奴国のお菓子 ナコクッキー
奴国王に認可申請中!   

『魏志倭人伝』に見る奴国

『魏志倭人伝』に見る奴国

 三世紀頃の我国を知る手がかりになる『魏志倭人伝』には、帯方郡を出発してから狗邪韓国―対馬国―一支国(壱岐)―末慮国―伊都国―奴国―不弥国―投馬国―邪馬台国のルートが記載されています。
考古学資料などから検討すると、このうち所在地がほぼ確定できるのは帯方郡から奴国までとされています。古くから邪馬台国の所在地論争が尽きないのは周知のとおりです。
 『魏志倭人伝』にみられる奴国は下記の画像のとおりです。

現代語に訳すと

(伊都国から)東南に百里いくと奴国に着く。そこの長官は兕馬觚といい、次官は卑奴母離という。そこには二万余戸の人家がある

ということです。

 わずか23文字の情報ですが、この二万という数字は邪馬台国の七万、投馬国の五万に次ぐ規模で、邪馬台国連合の中でも有数の強大な国であったことがうかがえます。

※伊都国は現在の福岡県糸島市一帯

『魏志倭人伝』に見る奴国