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赤井手遺跡

赤井手遺跡

所在地:福岡県春日市弥生7丁目

 須玖岡本遺跡の観やみ約500m、周辺の水田と比高差約10mの丘陵に立地する弥生時代中期から後期の集落跡。
 この中で、33号住居跡と5号土坑は鉄器生産に関連する遺構です。弥生時代中期後葉から末頃の33号住居跡は平面長方形に近い竪穴式住居跡で、内部に掘られた穴の壁面には高熱をうけた焼痕が認められています。住居内からは鉄素材、鉄鏃の未成品などが出土しました。
 この他、遺跡内からは銅矛やガラス勾玉の石製鋳型、鉄素材と考えられる長さ約30mの鑿状鉄器7本も見つかっています。
 このように、赤井手遺跡の鉄器生産の関連遺構は、我が国における鉄器生産が弥生時代中期には行われていたことを確実にしたことで、学界からも高く評価されています。

赤井手遺跡