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須玖岡本遺跡

須玖岡本遺跡

所在地:福岡県春日市岡本
  弥生自体中期から後期にかけての奴国の中核となる遺跡です。春日丘陵の先端にあるこの須玖岡本遺跡から福岡市の那珂・比恵遺跡一帯、那珂川と御笠川に挟まれた細長い台地に沿って、弥生時代の奴国の主要遺跡が密集します。
 須玖岡本遺跡は明治32年(1899年)に偶然発見され、30面前後の中国鏡や銅剣・銅矛・銅戈、ガラスの壁など卓越した副葬品が出土した「奴国の王墓」と、その北西に隣接して王の一族が埋葬された「王族墓」などが主体となります。このエリアは弥生時代中期後半ごろ、今から2000年ほど前、奴国の首長層の墓地であったと考えられています。
 近年の発掘調査の結果、須玖岡本遺跡のある春日丘陵の南から北側低地までの一帯には、当時極めて貴重であった青銅器や鉄器、ガラス製品を生産した工房跡が密集していることが明らかになってきました。
この地域はまさにテクノポリス国家「奴国」の一大拠点、「首都」であったと考えられています。
 昭和61年(1986年)、須玖岡本遺跡を中心とした南北2km、東西1kmの範囲が国の史跡として指定されました。

須玖岡本遺跡