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須玖タカウタ遺跡

須玖タカウタ遺跡

所在地:福岡県春日市須玖南

 須玖岡本遺跡の西に広がる弥生時代中期から後期の青銅器生産遺跡。2015年の5月、国内初の青銅鏡「多鈕細文鏡系」の鋳型片が発見されたとの報道があり、大きな話題となりました。
 国内で12例出土している多鈕細文鏡はこれまで朝鮮半島製と考えられたいましたが、国内で生産された可能性も指摘されています。
 2014年12月には、これも国内初のことですが、朝鮮半島系の有柄式銅剣の柄の鋳型片が出土したことも発表されています。有柄式銅剣は吉野ヶ里遺跡の墳丘墓などから出土しており、首長クラスが所有する高級な威信財です。
 このほか銅剣、銅戈などの珍しい「土製」鋳型も、23点がまとまって出土しています。
 須玖カクウタ遺跡出土の鋳型は奴国の青銅器生産が中期前半から佐賀平野などとほぼ同時期開始されたこと、朝鮮半島製と考えられていた青銅器製品についての再検討が必要となったこと等、多くの重要な見解を与えてくれています。

須玖タカウタ遺跡
須玖タカウタ遺跡